生きる力の土台をはぐくみたい。
「遊び」を通じた「まなび」のねらいについて。
「遊び」を通じた「まなび」のねらいについて。
こども園でのまなびは、小学校就学以降の生活や学習の基礎となることを見据えて行われています。
まなびを通じて育むべき資質・能力や、「生きる力」を育むために大切な視点などについてまとめました。
まなびを通じて育むべき資質・能力や、「生きる力」を育むために大切な視点などについてまとめました。
上記の「5領域」を基本としながら、私たちは子どもたちとまなびの毎日を過ごしています。
一人遊び、集団遊び、保育教諭とのかかわり、お友達とのかかわり…あらゆる面から子どもたちはまなんでいきます。
ここではその一端を、「まなびの風景」としてご紹介します。
一人遊び、集団遊び、保育教諭とのかかわり、お友達とのかかわり…あらゆる面から子どもたちはまなんでいきます。
ここではその一端を、「まなびの風景」としてご紹介します。
まなびの風景 ー乳児編ー
愛着関係の築かれた保育者の元に行くことに喜びを感じながら、四肢を使い自分の思うように動かす。
→5領域:人間関係 健康
→乳児期の3つの視点:「身近な人と気持ちが通じ合う」
愛着関係が築かれた保育者に受容され安心して過ごす中で、保育者とのふれあい、声かけにより声を出し応答する。
→5領域:人間関係 言葉
→乳児期の3つの視点:「身近な人と気持ちが通じ合う」
温度管理され過ごしやすく受容された安心感の中で、他者への関心が芽生える。
→5領域:人間関係 環境
→乳児期の3つの視点:「身近なものと関わり感性が育つ」
愛着関係が築かれた保育者と食事をする中で、食べる意欲が高まる。保育者の口の動きを真似ながら、そしゃくをしようとする。
→5領域:人間関係 健康
→乳児期の3つの視点:「健やかに伸び伸びと育つ」
保育者の見守りの中で安心して散歩に出かけ開放感を味わいながら、自然や構築物、季節などの周りの様子に興味を持つ。
→5領域:健康 人間関係 環境
安心・安全に過ごすために整えられた環境と保育者の見守りの中で安心して過ごし、愛着関係の築かれた保育者との会話の中で語彙を獲得し、自分の思うようにおもちゃで遊ぶ。
→5領域:人間関係 環境 言葉 表現
友達と一緒に遊ぶ楽しさの中で、曲に合わせて全身を使う表現を味わう。
→5領域:健康 人間関係 表現
愛着関係の築かれた保育者の真似をしながら手指を動かし、保育者や友達とのふれあいの中で発語が促される。
→5領域:人間関係 言葉 表現
温度管理された環境の中、保育者による読み聞かせを通して、話に沿って真似てみたり、感じた思いを言葉にしたりしながら、読み聞かせの楽しさを味わう。
→5領域:人間関係 環境 言葉 表現
保育者に受容される中で、自分の好きな絵本を選び、自分なりのストーリーを保育者と会話し、表現する。
→5領域:人間関係 言葉 表現
指先を上手に動かしながら道具を使い、自分の感じたまま、思ったまま絵に描き表現する。
→5領域:健康 環境 表現
保育者や友達と一緒に食べる喜びを感じながら、おかわりなど自分の欲求を言葉で伝える。
→5領域:健康 人間関係 言葉 表現
まなびの風景 ー幼児編ー
朝の集まりの中で季節の歌を歌うことで季節を知り感じながら、日本の四季を身につけていきます。
→5領域:健康 環境 言葉 表現
活動に必要な物を自分で考えながら用意したり、片付けたりする中で、思考力や判断力、学びに向かう準備の基礎を育んでいます。
→5領域:環境
3歳児のひとり遊びからの成長の中で、友達の遊んでいる姿を見ながら、自分もやってみようとする意欲が芽生え、自分なりに遊びを工夫し発展させることで、数・色の概念や思考力の基礎を育んでいます。
→5領域:人間関係 表現
3歳児のひとり遊びからの成長の中で、友達とのあそびを通して、言葉のやり取りでコミュニケーションを始め、一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら、自分の思いを伝える表現力や一緒に遊ぼうとする協調性・人間性の基礎を育んでいます。
→5領域:人間関係 環境 言葉 表現
3歳児なりに自分の描きたいものに集中し、描いたものについて友達に話すことでストーリーが生みだされ、言葉で表現しようとする中で、知識や技能、表現力や学ぶことを楽しむ基礎が育まれています
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→5領域:人間関係 言葉 表現
自在性のある粘土を作ったりつぶしたり、また作ったりしながら手触りからくる触感を楽しみ、想像しながら創造し、工夫し発展させる力が育まれています。
→5領域:表現
3歳までのひとり遊びから集団での遊びに移行していく中で、見守っている保育教諭の受容をときおり確認しながら、また集団での遊びに戻っていく。その中で保育教諭や友だちの真似をしたり、一緒に遊ぶ楽しさを感じたりしながら安心して過ごす力が育まれています
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→5領域:人間関係 表現
ピアノの音を聞きながら、リズムに合わせて5本の指を使い演奏します。全ての指を別々に動かすことで思考を身体に伝達し行動に移していく力が育まれ、演奏という技能の基礎の習得に向けた出発を始めています
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→5領域:表現
戸外で遊ぶ際の準備を自らの判断で行います。太陽への対策だけではなく、頭をぶつけた時の受傷の可能性や深さが変わるため帽子は必ずかぶります。遊びへの意欲や期待を持ちながらも、ちゃんと靴を履き押し合わずに外に出るという社会性の根底が築かれています。
→5領域:健康 環境
戸外で元気に体を動かす事を楽しみながら様々なことに挑戦する中で、個人では意欲的に達成を目指す力が育まれ、集団では「順番を待つ」、「友だちの挑戦を観察することで真似てみる」、「活動の内容を友だちと話し合うなど、友だちとの関わりを深めていく力が育まれています。
→5領域:健康 人間関係
ゲーム性のある遊びを通して、決まりやルールについて学び、ルールがあることの面白さを味わう中で社会性が育ち、友だちと楽しみ方を話し合い発展させることで仲間と一緒に活動する楽しさが育まれています。
→5領域:健康 人間関係 言葉
戸外で友達と元気に身体を動かし、年上の園児の遊びを真似ながらルールのある遊びを楽しみ、社会性や判断力、技能の基礎を育んでいます。
→5領域:健康 人間関係 言葉 表現